過去ログ - 男「惑星クレイでカードファイト」【ヴァンガード】
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61: ◆0P69WzWl.g[saga]
2012/04/29(日) 01:47:58.28 ID:SuUAqLA7o
〜〜〜

BB「救われている……だと……!?」

男「あぁそうだよ、ブラスターブレード……いや、リュー。あんたが逃げる必要はどこにもないんだよ」

 セイランとケイを取り残し、二人は向かい合う。その間にはばーくがるが居た。

BB「それはどういう……」

男「まぁ、俺と言い合うより直接の方が早いだろ」

 男の言葉に促されるようにばーくがるが歩み出た。
 ブラスターブレードの足が一歩分下がる。

ばーくがる「……」

BB「……やめろ。そんな目で、俺を見るな……!」

 ばーくがるの瞳は何も写してはいない。
 ブラスターブレードが見ているものは、空っぽの瞳に映る怯えた自身であった。

BB「やめてくれ……!」

 声もなく、顔もなく。ただ透明なその様子は彼の心理を反射する。
 ブラスターブレードが怯えているのは自分の中の罪悪感にだ。

ばーくがる「……」

 さらに一歩、歩み寄る。

BB(あぁ、そしてここで去るんだな……そんなに俺が憎いのか。そんなに俺を苦しめたいのか。あぁ、そこまでの罪は確かにあるさ)

 項垂れる。ブラスターブレードの心は今度こそ折れてしまいそうだった。
 セイランの言った通り、自分の勇気は敵にしか通用しないのか。剣をとり落とす。もう何も考えたくはなかった。


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