過去ログ - 男「惑星クレイでカードファイト」【ヴァンガード】
1- 20
77: ◆0P69WzWl.g[saga]
2012/05/01(火) 00:33:37.51 ID:9wls1iIzo
>>74
おぉう……茨の道を歩んでますな。そろそろ収録来そうですが

>>75
俺も使ってみましたが、デザートガンナーとヴァミは両立させるもんじゃないって気がしますね、その現象が怖すぎて
っていうかヴァミは前評判ほどぶっ壊れじゃなくて安心したようながっかりしたような

序盤にスタンドしてリアを荒らしまわる夢が捨てられなさすぎる……そんな私は、バランストリガー
って訳で、一応短めのガルモ番外です。ユニット顔見世程度のものですが



 雪原の白の上に広がる染みのように、黒の軍勢が押し寄せる。
 それは悪魔であった。ユナイテッドサンクチュアリを脅かすダークゾーンの軍勢、その尖兵だ。
 彼らの前に立つのはたった一人の騎士だ。蒼い鎧を身に纏った男が仁王立ちしている。

――たった一人で何が出来る。

 ある種の油断と共に、悪魔は彼に跳びかかる。
 その時、彼の足元で雪が爆ぜた。何か所も何か所も雪が跳ね跳び、そこから弾丸のような勢いで獣が跳躍する。
 あるものは悪魔の喉笛に噛み付き、あるものは深々と胸を切り裂き、あるものは身体全体で突進する。
 それは、機械化されたハイドッグであった。

――行くぜ、お前ら!

 若き騎士の声に応え、彼らは駆け抜けながら陣形を形作る。
 一匹一匹が前の一匹をフォローし、絶え間なく襲いかかる。一撃の重さは大した事なくとも、動きを封殺され次第に目を空ける事すら困難になり、一人また一人と沈んでいく。
 ブリザード・フォーメーション――雪原を守る騎士とハイドッグの力である。

〜〜〜

 戦いが終わり、騎士と獣は本陣へと引き返す。途中で他の部隊とも合流し、結構な規模になっていた。
 自身の相棒たるすのうがる達を労いながら、獣騎士ガルモールは笑顔であった。

アカネ「おかえりなさーい!」

 本陣の少し手前、雪原の気候に耐える為か厚手のコートを着た彼女の姿があった。
 花がほころぶような笑顔に、ガルモールの表情がさらに緩む。

ガルモール「アカネs」

アカネ「皆、大丈夫だった?」

 しかし、彼女はガルモールには脇目も振らずすのうがるの方へと駆けていったのだ。
 崩れ落ちそうな足を、なんとか気力で持ちこたえるガルモール。騎士たるもの、簡単に膝をついてはいけない。

ギャラティン「……ドンマイ」

 言葉少なに、同僚であるギャラティンに慰められた。彼は目を覆い口数も少ない変わり者ではあるが、性根は優しい人間だ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
110Res/105.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice