過去ログ - 男「惑星クレイでカードファイト」【ヴァンガード】
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9: ◆0P69WzWl.g[saga]
2012/04/22(日) 02:52:57.45 ID:1pLG7N/mo
エレイン「着きました。こちらの105号室が先導者様の部屋となります」

 辿り着いたのは、城から少しの所にある洋館風の建物である。辺りを見れば小奇麗な建物が多いように感じた。
 後から聞いたところによれば、この辺りは役所などの施設が固まった地区らしい。城に近い場所なので道理だ。

男「ありがとう、エレイン」

エレイン「……明日は別の者がお迎えにあがると思います」

 エレインは最後まで顔を見せずに去っていった。出来るだけ気にしないようにし、両開きの扉を開く。
 そこはエントランスだった。ふと振り向いて壁を見ればそこにはポストがある。101から109、それに201かえあ209号室。全部で18室か。
 左右に位置する螺旋階段を登れば吹き抜けになっている二階に通じているようだが、自分は105号なので関係ない。階段の脇を通り抜け、その扉を開く。
 そこにあるのは執務机とベッドが一つ。窓は夕日とは逆になっているようで、淡い程度の光が机の上を照らしていた。

男「……寝よう」

 とりあえず、何も考えたくない。考える余裕がない。男は何も気にせずベッドに飛び込んだ。

〜〜〜

 チュンチュンと小鳥が鳴き交わす。朝日が大窓から差し込み、男の眠るベッドも明るく照らした。
 遠くで響くのは鼓笛隊の演奏か。鋼の音は騎士達の剣戟か。犬の遠吠えなども聞こえる気がする。

男「……あと、五分」

 お約束を果たしたところで――男の部屋の扉が、勢いよく開け放たれた


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