過去ログ - 【Fate】汝、自らを以って最強を証明せよ【コンマで聖杯戦争】 
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862:1 ◆otXcqJ9cB.[saga]
2012/04/24(火) 21:38:19.00 ID:FGe+5fxuo




衛宮士郎は、凛と話し合いをした。

あの衛宮切嗣の義理の息子。

凛いわく、とんでもないへっぽこ、らしい。

貴方はこの冬木に逗留することになっていたので会話する機会はそれとなくあった。

こうして、家に避難できるくらいには、だ。

話してみれば、気持ちのいい青年だった。

何処か危ういという感じはあったが、そこまでは口出せることじゃない。

貴方は小さく、苦笑した。


士郎「あ、ディルムッドさん。今度、俺に稽古つけてくれませんか?」

ディル「ええ、大丈夫です。剣でも槍でも、お相手しましょう」


貴方は茶を啜り、二人の会話に耳を傾ける。

ディルはディルで、ありすと二人暮らし中らしい。

冬木の町で噂のイケメンウエイターとして名を馳せつつある。

まぁ、また不幸になるんだろうなぁと貴方は苦笑する。


その時だった。

ピンポーン、というチャイムの音。

貴方と士郎はそれに気を一瞬とられ、視線が向いた。

その瞬間、貴方の背後に出現する気配。

振り返る。

バーサーカー……フランがそこに居た。


「げっ……!」

ランサー「なっ……バーサーカー?」


ランサーが驚いたように声を鳴らす。

今もチャイムは鳴っていて、様子を見てきた士郎が「誰も居ないぞ」と言って帰ってきた。

フランは髪で隠れた目元からうっすらと目を覗かせ、小さく口を笑みの形にする。

パチッ、と彼女の体から電気が迸った。

……どうやら、電流での磁力操作らしい。

狂化が解けると、彼女はこういう面で能力を使うようになっていた。


フラン「……」クィックィ


貴方の服を小さく引く彼女。

帰ろう、という意思だ。

貴方は小さく、ため息を吐いた。






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