100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/05/02(水) 00:07:23.19 ID:nPUC8axTo
女「だよね……」
男「ああ」
女「嫌がらないんだね……」
男「……たまには……悪くないんじゃないか」
女「……」
男「……」
彼女は気恥ずかしそうに、顔をうつむかせる。
そんなそぶりを見て、自分もこそばゆい気持ちになってしまった。
女「うん……」
腕がより強く締め付けられた。
同時に、彼女の頭がちょこんと俺の肩に乗せられる。
真っ直ぐに伸びた髪が、服の上を上を撫ぜる。
どきっ――
心臓が跳ねるように高鳴った。
男「お、おい。このまま行くのか」
女「男くんが……良いなら、だけど」
俺は回答を返すことが出来ず、黙って道を進む。
これじゃあ、誰がどう見てもカップルじゃないか。
……いや、それは合っているのか?
しかし、お互いにまだ想いを口にはしていないぞ。
俺は少し混乱してしまう。
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