128: ◆1muWEKgdtE[sage saga]
2012/05/09(水) 01:23:04.57 ID:dzSL6ENDo
…………
……
その後、一通りの話を済ませて、部屋に戻った。
予想外の事実が発覚したが、お陰で彼女もすんなりと話をすることができたようだ。
今日からは、お互い元の生活に戻ることになった。
それは少し寂しい気持ちもするが、改めて彼女との距離を量るにはいいかも知れない。
女「同じ名前だと思ってたけど、偶然じゃなかったんだ」
男「それで、どういう関係なんだ?」
女「昔ね、私が病院にいた時のナースさんで、色々お世話になってたんだよ。
ちょうど、お母さんが死んじゃってすぐだったし……」
男「ああ、そうだったのか」
女「うん。“なっちゃん”って呼んで優しくしてくたんだ」
男「名前の最後が……」
女「そういうこと」
俺はこれまでずっと呼び捨てだったし、他の人たちより親しい呼称だと思っていたが、
どうやら上には上がいるようだった。
そんなわけで、若干の嫉妬の気持ちも含めて悪戯をしてやることにした。
男「なっちゃん」
女「なっ!?」
男「おーい、なっちゃん」
女「〜〜〜〜!」
俺の言葉が大分効いているようで、彼女の顔は耳の方まで赤く染まっている。
しかしながら、俺自身も声に出すのにかなり照れてしまっている。
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