132: ◆1muWEKgdtE[sage saga]
2012/05/09(水) 01:26:52.48 ID:dzSL6ENDo
彼女が外に出て間もなく、新妻さんが訪ねて来た。
新妻「男くん、遅くなっちゃったけど、ご飯できたよ」
男「わかりました」
時計に目を向けると、ちょうど8時半を回ったところだ。
普段より大分と遅い食事になってしまった。
俺が食卓に着く頃には、すでに食事の準備は済まされていた。
女「いただきます」
この面々で席を一緒にするのは初めてである。
おじさんと新妻さんは、何やら二人で話をしているようだった。
女は、こちらをちらちらと見ながらも、無言でおかずを口に運んでいる。
男「……」
俺も特に話す事はないので、黙々と箸を動かす。
しかし、気まずい雰囲気というわけではないので、居心地が悪いなんてことはなかった。
女父「そうだ、男くん」
ふいと、おじさんが話しかけてきた。
男「なんですか」
女父「二人は……あー、付き合ってるのか」
女「ッだ――!」
俺が答えるより早く、女が吹きだしてしまう。
143Res/76.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。