過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:19:06.14 ID:l/93gnlro





 スズメはあの時、「優しくされたいの?」と俺に反問すべきだった。
 そうすれば俺は自分が持つ欲求に気付くことができたし、そのことを希望として何かに立ち向かうことができたかもしれない。
 
 だがスズメは反問しなかった。結局、そこで他人を頼ることはできない。
 自分の力で気付き、自分で判断しなければならない問題なのだ。

 スズメにしたのとまったく同じ話をハカセにしていたなら、彼は「甘ったれるな」と言うだろう。

「社会がこうしてくれないだの、身の回りがどうだの、そんな風に期待するのはやめろ」

 だが、自分に対して利をなさない集団に所属することは愚かしいことではないのか?
 もちろん、所属せざるを得ない状況ならば、やむをえまい。

 だからといってそこに胡坐を掻き、足元を見るように人を侮りだした社会とはなんだ?
 いったい何様のつもりで人間を軽んじている?
 それは何処にあるのだろう? いったい何処に行けば見える?

 そんなものの中に、俺はとどまったままでいいのか?





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