過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/07(月) 14:46:58.29 ID:SeOAfSECo

 つまり、あの日"鏡"に飲み込まれ、"冥界"にやってきたのは、俺たち三人の方だったということだ。
 俺たちが現実だと信じていたこの世界は、あの日以来"冥界"だったのだ。

 酷似したふたつの世界が存在し、俺たちはあの日を境に"冥界"にきていた。
"冥界"という響きにおどろおどろしいものを感じていたせいか、"冥界"が"現実"と酷似している可能性には思い当らなかった。

 もちろんこれだとおかしい部分がある。トンボの存在だ。
 仮にトンボもあの鏡に呑まれたとすれば、こちら側にトンボがいないのは不自然だ。

 だが、後輩がいた世界にもまた、トンボはいなかったらしい。そのことについては保留するべきだろう。

 こう考えると、後輩は少し遅れて"冥界"にやってきたことになる。
 となると、彼女の家がなくなった理由も簡単に説明できる。




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