過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 18:37:58.43 ID:xltWL3yio

 しばらくして、ジャックは再び雲の上の城へと向かい、巨人の家から金銀財宝を盗み出す。
 ジャックが姿を消したことで憔悴しきった母親も、彼が無事帰ってくると大喜び。金銀財宝を見て更に感激する。

 味を占めたジャックはみたび城に忍び込み、今度はひとりでに鳴り響くハープを盗み出そうとする。
 ジャックが手を伸ばしたところで、ハープは大声をあげ、巨人を呼ぶ。
 するとあっというまに巨人がやってきて、ジャックはついに見つかってしまった。 
 
 ハープを抱えたまま逃げ出したジャックは、巨人に追われて大わらわ。
 なんとか下界に戻るものの、巨人もまた、豆の木の梯子を渡ってジャックを追いかけてくる。

 ジャックはそこで、豆の木を斧で切り倒す。巨人は宙に投げ出され、頭を打って死んでしまう。

 最後に、美しい貴婦人の姿になった妖女が、彼に向かってこう語る。

「あのとき、豆のはしごをみて、すぐとそのまま、どこまでものぼって行こうという気をおこしたのが、そもそもジャックの運のひらけるはじめだったのです。
 あれを、ただぼんやり、ふしぎだなあとおもってながめたなり、すぎてしまえば、
 とりかえっこした牝牛は、よし手にもどることがあるにしても、あなたたちは、あいかわらず貧乏でくらさなければならない。
 だから、豆の木のはしごをのぼったのが、とりもなおさず、幸運のはしごをのぼったわけなのだよ。」

 そんなわけがあるか、と俺なら思う。




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