過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
1- 20
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:11:54.92 ID:JGE6sUjjo




 目を覚ますと、夕方の五時を過ぎていた。
 帰ってきてすぐに猛烈な眠気に襲われ、自室のベッドで仮眠を取ることにしたのだ。
 
 頭がぼんやりと重かった。身体を起こそうとすると関節が軋み、気怠い。億劫になって再びベッドに身体を沈める。
 何か奇妙な夢を見ていた気がするが、思い出せない。
 思い出す必要もないのだが、なんとなく気になってしばらくの間、寝転がって夢の面影を撫でまわしてみた。
 
 結局何も思い出せないまま時間が過ぎた。意識がはっきりとするのを待ってから、俺はベッドを這い出る。

 ふと机の上を見ると、机の上に手紙封筒が置かれていることに気付いた。
 薄い水色をした便箋を手に取る。こんなものに覚えはない。

 部屋の中をうかがう。誰かが部屋に入った気配はない。
 表にも裏にも何も書かれていない。封筒を開くと、中には三枚の便箋が入っていた。

 俺はその便箋を、一度大雑把に流し読みした。次に二、三度しっかりと読み、最後に小声で朗読までした。
 文字はお世辞にも上手だとは言えず、解読には時間が掛かったが、左上に書かれた俺の名前だけははっきりと読むことができた。
 

 文章は次のようなものだった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
445Res/341.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice