過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
↓
1-
覧
板
20
427
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:17:02.53 ID:nvXF6Ocvo
◇
半年後の春先に俺はコンビニでバイトを始めて、煙草の銘柄やレジ打ちの仕方を覚えるのに四苦八苦した。
以下略
428
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:17:28.59 ID:nvXF6Ocvo
◇
魔法使いは春に街を去った。
以下略
429
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:18:05.15 ID:nvXF6Ocvo
「結局さ、アンタは何も説明してくれなかったし」
「説明が欲しかった?」
以下略
430
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:18:39.80 ID:nvXF6Ocvo
◇
秋の終わりごろ、公園のベンチの下で、一匹の捨て犬を拾った。家に連れて帰って、そのまま飼うことになった。
以下略
431
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:19:07.95 ID:nvXF6Ocvo
◇
俺は文化祭の前に一本の小説を書き上げた。くだらない小説だった。
以下略
432
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:19:45.15 ID:nvXF6Ocvo
◇
ある予感が、ずっと胸のうちにあって、その予感は二年後の春になってから、より鮮明になった。
以下略
433
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:20:17.52 ID:nvXF6Ocvo
俺と妹は、しばらく肌寒い駐車場で話をしていた。どうでもいい話だ。そういうタイミングがある。
こうした時間をとれるようになったことは、いくらかの変化を示しているかもしれない。
無駄なことなどなにひとつない、と言うか、無駄なことがあってもいい、と言うか。
以下略
434
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:21:19.75 ID:nvXF6Ocvo
◇
彼女は俺と同じ学校に入学した。妹と同じ学年。
以下略
435
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:22:02.04 ID:nvXF6Ocvo
◇
「話、聞いてますか?」
以下略
436
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:22:28.36 ID:nvXF6Ocvo
俺は今、間違いなく幸せだった。
けれど思う。この土の下には、あの手首が埋まっているのだ。
俺たちはあの手首の上に座っているのだ。死の上に立っているのだ、と。
以下略
437
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/05/16(水) 00:23:07.07 ID:nvXF6Ocvo
「また逃げちゃうのかと思って」
「また」、と彼女は強調した。
以下略
445Res/341.41 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1335277270/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice