過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:31:25.40 ID:mxMnZGlwo



 後輩が目をさましたのは、それから十分ほど経った頃だった。
 彼女は俺の姿に気付くと、自分が眠っていたことに気付いて驚き、照れくさそうに苦笑した。

 ハカセたちはどうしたのかと俺が訊ねると、後輩は首をかしげた。

「寝ちゃう前までは部室にいたんですけど……」

 俺は溜め息をついた。鞄はあったし、帰ってはいないのだろう。
 
「悪いけど、俺はもう帰らなきゃ。ハカセに伝えてくれる?」

 俺が言うと、後輩は考え事をするように眉を顰め、

「わたしも帰ろうかな」

 と言った。

「例の調査はどうするの?」

「焦ったところで進展するわけじゃありませんから。一日くらいサボっても大丈夫です」

 いちばん乗り気だったように見えたのに、案外やる気がないのだろうか。




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