過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:36:12.82 ID:mxMnZGlwo

「わたし、帰ります」

 女の子は殺し屋の方をキッと睨んで舌を出すと、背を向けて公園を出て行った。
 彼女の背中で、赤いランドセルが揺れる。
 既視感があったが、さして気にとめなかった。彼女とどこかで会ったことがあるだろうか?

「嫌われたかな」

 黒スーツは苦笑しながらも、真剣に嫌われることを怖がっているような態度だった。
 親熊が小熊の機嫌をうかがっているみたいだ。

「なんだってアンタみたいなのに話しかけようと思ったんだろうね」

「お前、このあいだとはずいぶん態度が違うじゃないか」

 そうだっただろうか? 俺は彼がしたのと同じように肩をすくめた。
 



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