22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/27(金) 22:53:49.54 ID:z/IdN2wF0
貴音「402便乗客、乗員に残された時間は、……残り8日です」
P「どういうことだよ……」
貴音「8日後、402便に乗っていた者は再び消えてしまう。元に戻るのです」
遺族「ふざけるな!! だったら何で! 何で帰ってきたんだ!!」
淡々と話す貴音に遺族達の怒号が飛ぶ。貴音は一瞬苦い顔を見せるが、アナウンサーのように事実を述べていく。
貴音「――――」
それからのことはほとんど憶えていない。何か難しい言葉を並べて、残り時間が8日しかないということを説明してくれたのは分かる。
でも、理解できるはずが無かった。物理学の不勉強ゆえか? いや、そうじゃない。理解したくなかったんだ。10年の時を経て再会した乗客、乗員と遺族。死んだとされて、もう一度会うなんて絶望的だったのに、神様が奇跡を起こしてくれて――。
それは、同時に別れの始まりでもある。どうして同じ人間と2回別れなければならない!? 彼女達が何をした!?
答えてくれないか、神様――。
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