30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/27(金) 23:12:54.21 ID:z/IdN2wF0
響「なぁハム蔵、知らないうちにあずささんがねぇねぇになってたぞ」
ロケから帰ってくると、時間が経っていて、あずささんとにぃにぃが結婚して、それで一週間後に自分達はまた消える。うぐぐ……、色々ありすぎて理解が追いつかないぞ。
響「家族の皆はどうしているんだろうな……」
衝撃的なことが多すぎて、完全に聞き忘れていたが、みんな小さな頃からの仲間だ。もし10年間、餌も与えられず主人の帰りを待ち続けていたとしたら? 想像するだけでもぞっとする。
響「ハム蔵も消えちゃうのか?」
ハム蔵「キュ?」
響「そっか、ずっと一緒だもんな。ハム蔵だって乗客、例外は無いか」
難しいことは分からない、貴音が言ってたことも何一つ分からない。でも、それは良い方向ではなく悪い方向へ向かっていることだけは分かった。
そしてもう1つ、気がかりはある。美希のこと。あの場所で美希は姿を見せなかった。多分だけど、長い間苦しんできたんだと思う。プロデューサーと春香を引き裂いてしまったことを。そして今も、罪悪感に苛まれて――。
響「自分、何も出来ないのか? いやいや! なんくるないさー! くよくよしたって仕方ないぞ!」
無理にでも自分をごまかし、明るく振舞う。どうなるか分からない、でも残された時間を大切に使いたい。そう決心すると、眠気が襲ってきた。
響「おやすみ、ハム蔵」
朝起きたときに、これが全部嘘なら良いのに。そんなことを思いながら。
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