過去ログ - P「神はサイコロを振らない」
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493:投下します[saga]
2012/06/05(火) 23:43:40.11 ID:w/TSPtw/0
P「あれ? 俺何してんだ?」

 ハッと気づく。今の今まで、夢を見ていたような……。ダメだ、思い出せない。きっとそこまで大切なものでもないのだろう。

??「もう、デートに誘ったのは貴方じゃないですか。○○さん!」

P「え? あ、ああ。そうだったな……。なんで忘れてたんだ?」

 気付くと観覧車に乗っていた。隣には、最愛の妻が寄り添っている。ああ、思い出してきたぞ。久しぶりのオフで、妻と一緒に遊園地で遊んでいたんだっけ。いい歳して日付が変わるまで遊んでいたとは、2日後くらいに筋肉痛がやってくるんだろうな……。

??「まだ物忘れが激しくなる歳じゃないんですから、しっかりしてくださいよね。遊び疲れちゃいました?」

P「そうかもな……。悪いな、春香」

春香「いえいえ! いつも忙しいんだし、今日も無理を言って休んでもらったんですから。私こそ、子供みたいにはしゃいじゃって。そんな歳でもないんですけどね」

 四捨五入すると30というのに、俺の妻は出会った頃と変わらぬ可愛さを持っている。流石にトレードマークのリボンはつけていないけど。きっとお婆ちゃんになっても、可愛いお婆ちゃんになるんだろうな。なんてったってアイドルだったんだから。

??『プロデューサーさん!』

P「え?」

春香「どうかしました?」

P「いや、今俺のこと呼んだか? プロデューサーさんっ、て」

 違う、頭の中で直接呼ばれたような……。

春香「へ? 呼んでませんよ。にしても懐かしいですね、プロデューサーさんって。昔はそう呼んでましたね。あの時は名前を知りませんでしたし」

 違いますよと言わんばかりに手を振ると、春香は懐かしそうに1人頷いている。


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