過去ログ - P「神はサイコロを振らない」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 01:52:36.58 ID:NzeVi3pF0
響「なあ、10年前のものは全て消えるって言ったよな。じゃあ服は? 自分たちが機内で着ていた服はどうなるんだ?」

貴音「例え焼いたとしても、元の時間軸に戻る過程で、再構成されます」

春香「じゃ、今着てる服は?」
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 01:58:51.50 ID:NzeVi3pF0
貴音「細かいことは気にするまでも有りません。それは不毛な会話です」

真「どうして!?」

伊織「答えられないからじゃないの?」
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 02:11:38.23 ID:ucw5Fp8K0
亜美「で、でも! お姫ちんじょーだん好きだし! マヤの予言も外れたんだから、これも外れるって! ね?」

 亜美は無理にでもポジティブな方向へと持っていこうとする。この中で一番年下で、ずっと一緒にいたはずの真美と離ればなれになって、ようやく再開したのに、消えてしまう、それどころか私たちはここに帰ってきたことを忘れてしまう。それはあまりにも残酷な話。

 でも亜美の願いも虚しく、貴音さんは続ける。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 02:21:34.12 ID:NzeVi3pF0
涼「えっと、良いですか? 遺族会からも有るんですけど……」

 貴音さんの話が終わると、涼ちゃんがおずおずと手を挙げる。

涼「この場にはいませんが、会長の甲斐はこう言うでしょう。残された時間を遺族会会長として、彼らの時間が限られたものであるなら、かけがえのない時を過ごしてほしいと思っているだけ、と。起きてしまってからじゃ遅いです。だからこそ、今乗客として402便に搭乗していた皆様の望みを出来るだけ叶えたいんです。それが甲斐の願いですから」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 02:30:28.87 ID:M2Ycxese0
やよい「えっと、私のお父さんを探して欲しいかなーって」

涼「お父さん? ああ、そういうことですね……」

 プロデューサーさんから聞いた話によると、やよいの両親は離婚したみたい。やよいからしたら寝耳に水だっただろうな。誰よりも家族を大切にしていたやよいらしい望みだと思う。
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 02:31:29.95 ID:M2Ycxese0
ここまで! 今日は寝ます。この後もドラマをなぞったりオリジナルだったりしながら書いてこうと思います。
読んでくださった方、ありがとうございます。


57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/28(土) 07:19:49.63 ID:1ydNbWbSo
面白そうなドラマだね
今度みてみよう



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/04/28(土) 08:58:07.86 ID:cBYc8zkHo
ラストまでどうオリジナルを盛り込むか期待


59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 09:26:23.62 ID:M2Ycxese0
投下します。

P「見た目が変わっても、やっぱり美希は美希だな」

 思った通りだ。池を泳ぐ鴨を見ながら、静かにたたずむ美希を見て、少しホッとする。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 09:42:00.54 ID:NzeVi3pF0
 美希は寂しそうに言う。

美希「けど変わることは決して悪いことではなくて、良い方向に転ぶことも有る。でもさね、私は奪っちゃったんだよ? 仕方ないって言ったら律子さん達に怒られそうだけど、春香は違った。本当に消えるべきは私だったのに……。私知ってるよ? プロデューサーが春香に指輪渡そうとしていたこと」

P「美希……」
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 09:51:33.57 ID:oPrnATGo0
真美「13歳か……」

 逃げた亜美を探しながら、ふと10年前を思い出す。あの頃の私は、亜美と一緒にやんちゃを繰り返していた。兄ちゃんことプロデュ−サーにどれだけの迷惑をかけたか、思い出すだけで申し訳なくなる。すみません、あのころは若かったんです。大人になるにつれて、少しずつ落ち着きだして、今では親の病院を継ぐために医者の勉強中、あの頃の私は馬鹿キャラだったのに。これも進研ゼミのおかげかな? まあそれは冗談として、人生というのはどうしてかな、何が起こるか分からないものだ。同じ日、同じ母から生まれたはずなのに、私は男も逃げてく医大生、かたや妹は13歳のままこの時代に舞い降りた。相も変わらずやんちゃな妹を見て、なおさらすまない気持ちでいっぱいだった。765のみんな、各種関係者の皆様、私双海真美は馬鹿でした。今になってよーく分かりました。

真美「亜美の行きそうなところ……」
以下略



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