過去ログ - 上条「それでも俺は・・・・・・。」
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3:>>1[sage]
2012/04/29(日) 00:43:26.97 ID:TtaBgWNQ0
『上条サイド』
目が覚めると、いつもと違う景色が見えた。
見慣れていたはずの男子寮の壁に俺は違和感を覚えている。
今日は日曜日。『いつも』ならそこには違う景色があって、「おはよう」と言ってくれて、一緒に抱き合う彼女がいたはずだった。
『彼女だった』少女の名前は『御坂美琴』。今日で付き合って3ヶ月のはずだった。
学園都市レベル5の第三位にして電撃使い最強の常盤台のエース。そんな子が俺の彼女だった。
俺にとっては強く生きようとしている、本当は弱い守りたい存在『だった』。
幸せの象徴であるかのような『幻想』を俺がぶっ壊してしまった。
俺が美琴を傷つけたんだ。
上条「さよなら、俺の『幻想』。」
そう言って忘れたいがためにいつもより早く制服に着替えて補習のために学校に向かった。
『美琴サイド』
今日は日曜日。いつもなら『あの馬鹿』の部屋で一緒に寝ているはずだった。
でも、今日は寮のベッドにいる。
『私の彼氏だった』少年は『上条当麻』。
学園都市最弱のレベル0だが、異能を打ち消す「幻想殺し」をもった少年だった。
私を救った少年、私の全てを見せられる少年。
そんな少年が私の彼氏『だった』。
今日は付き合って3ヶ月になるはずだった。別れる原因を作ったのは私だ。
私があの夢のような『幻想』を壊してしまったんだ。
私が当麻を傷つけたんだ。
美琴「バイバイ、私の『幻想』・・・・・・。」
そう言って、規則のため制服に着替えて気を紛らわすために町へと繰り出した。
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