過去ログ - シゲ「迷子の子が呼んでるっていうから来てみれば、お前か、香織」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/04/29(日) 03:12:44.28 ID:nbgrRfzT0
香織「…それより、とりあえずメシ食わせてくれよ。わたし、すっごくおなか減ってるんだ!」

シゲ「わかった…。いま持ってくる」

香織「やったー!」

香織の反応はどこにでもいる小学生のそれだったが、ノースリーブには隠れない腕や肩には、痛々しい包帯がグルグルと巻かれていた。
シゲは香織の子供らしい満面の笑みを背にして、静かに個室を出ていった。

(もう安全だ…。…俊、今シゲさんを連れて助けにいくからな…)

個室の一面の壁に掛けられた時計の秒針の音だけが響いていた。
香織はその音をぼんやりと聞きながらシゲが戻ってくるのを今か今かと待った。
しばらくして、ドアがおもむろに開いた。

香織「遅いよシゲさ…」

香織は絶句した。香織の眼の前にいるのは、温厚な顔つきをしたシゲではなく、
髪の薄い、血走った眼をした小太りで中年の男、岩崎であった。



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