過去ログ - 唯「バドミントン部に入ることになりました!」
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16: ◆YgQRHAJqRA
2012/05/01(火) 21:15:44.02 ID:DO4aTZfl0

そのまま流れるように試合は進み、点数は梓が圧倒的有利に立っていた。

「 1 4 対 8 !」
フォーティーン    エイト

(あと一点です・・・!)

軽く額の汗を拭い、少しストレッチとして足腰を伸ばす。
最後にアキレス腱を軽くのばし、手首を曲げる。

相手から投げられた羽を受け取り、サーブの構え。
前と変わらない"ロングハイサービス"。

シャトルを離すのと同時に、手首を軽く振り上げる。
ポンッ・・・ 少し弱すぎただろうか。と梓は少し後悔した。

相手はおそらく"スマッシュ"で来る。

「―ッ!!」

腹の底から吐かれる吐息。
相手は軽く跳躍し、手首のスナップをきかせ"スマッシュ"を梓の狙い通りに打った。

梓は勢い良く飛ばされたシャトルをラケットで軽く打ち返す。
まだ相手は"スマッシュ"からの体勢から復帰できていない。
そしてシャトルの軌道は相手が"スマッシュ"の体勢から立ち直れていない限り打ち返せない、ネットギリギリの所を狙っていた。

コンッ・・・ シャトルが音を立てて落ちた。ゲームセット。

「 1 5 対8 ゲームセット!」
フィフティーン   エイト

主審の合図で試合が終わる。
両者共に握手を交わし、梓は観戦席に戻っていった。



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