過去ログ - 唯「バドミントン部に入ることになりました!」
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22: ◆YgQRHAJqRA
2012/05/03(木) 08:00:07.20 ID:9FBOFmtZ0

朝の柔らかな日光が窓を通じて部屋にさしこむ。
今日も晴天だ。

「お姉ちゃーん、そろそろ起きない・・・と」

「・・・居ない」

布団はもぬけの殻だった。
学校へ持っていくカバンも、大切にしているラケット、"ラケ郎"もない。
既に学校に行ってしまったのだろう。

(なんか・・・さみしいな・・・でも、いいことだよね、自分で起きられるようになったんだし)

憂が部屋を出ようとしたその時だった。
後ろに何者かの気配。身じろぎ一つすらできない。

「憂〜〜〜〜!!」

唯だった。
どこに隠れていたのかは不明だが、カバンまでどこかに隠してしまうほど手の込んでいるイタズラだった。

「ふぇえっ!?」

「驚いたー?なんだか今日は早く起きちゃって・・・てへへ」

「んもう、びっくりした・・・」

やっぱり、お姉ちゃんはどこまでもお姉ちゃんなんだな、と心の中でなぜか安堵のため息をついた憂だった。





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