過去ログ - 唯「バドミントン部に入ることになりました!」
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33: ◆XWbYHsHbTc
2012/05/16(水) 18:02:06.94 ID:Ds7MQ70V0
スカイリムの中毒性おそるべし


―琴吹邸―

琴吹家の一角には、小さな体育館が配置されている。
大きさこそ小さいが、設備は学校の比ではない。
空調、自動販売機、休憩室、マッサージルームが完備されており、運動に最適の場所となっていた。

「紬ちゃん、スマッシュ打つときはもうちょっとジャンプしたほうがいいよ」

体育館の壁際に設置されたベンチに腰掛けているのは、知っている人は知っているであろう女子バドミントン界の著名人だ。

「はい、コーチ!」

勢い良く返事を返す紬は、自分よりも身長が一回り上の外人選手からの鋭い"スマッシュ"を打ち返す。
ラケットを通じて伝わる、独特の衝撃。

シャトルはそのまま低い軌道で相手コートに入る。
身長の高い選手が打ち返しにくい場所を狙えるように"スマッシュ"を誘いそれを軽い力で打ち返す、紬が経験で見つけ出した戦法だ。

「―ッ!」

相手選手が短い声を張り上げる。
打ち返すべく上半身を軽くひねるが、もう遅い。

シャトルはストンとキレイに落ちた。





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