過去ログ - 芳川桔梗「言ったでしょう? 私の名前を忘れないでって……」
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71: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:38:49.80 ID:jYlE53rwo

〜〜〜

―― 俺は……お前が逃げないようにする為の保険って事でいいんだな?

そう、目で問いかける。
上条は何も気づいていないふりをしながらも、ちゃんと全てを恐らく一番正しく理解していた。

―― わかったよ……それに、お前のいまの怖さとか不安とか分かるしな。
それでもお前は立派だ。
弱い自分を認める強さを持ってんだから。

垣根たちの後に続き、上条も歩きだした。

喫茶店にたどり着き、注文を終え、頼んだものが来ると、コーヒーの入ったカップをいじりながら「何も気づいていませんよ」と主張するように上条はそわそわとしはじめる。

そして、垣根一歩引こうとしたのを察すると、それに被せるように声をだした。

「あ、あのう―― 」

―― これでいいんだろ?
大丈夫、何も怖がるな。誰もお前を見放したりしないさ。


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