過去ログ - ヴェント「安価でツンデレを克服したら、フィアンマに告白出来るはず…よね」
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122: ◆H0UG3c6kjA[saga]
2012/05/03(木) 18:54:54.07 ID:7zKhvtcT0

右方「……」テクテク

イノ(うわあ、どうしよう)ウロウロ

右方(何と声を掛けたものか…)ウーン

イノ「…」チラッ

右方「…『魔女狩りの王』。そこで何をしている」

イノ「」アタフタ

右方「別にとって食う訳じゃない、安心しろ。しかし…ルーン魔術の具現化たるお前が此処で何をしている」

イノ「あ、『第三の腕』さんの」ドーモ

右方「聞け」ピシャリ

イノ「はい」

右方「とりあえず『人払い』を撒く」ヨイショ



右方(ヴェントを捜すどころじゃあないな…)

右方「何者かへの攻撃の為の布石とは到底思えん態度だが、何をどうしたらこんな昼の公園に居るんだ」

イノ「ぼくにはご主人が居るんですけどね。少々…何というか、ドジっこでして。うっかりルーンをばらまいた挙句、風に乗ったルーンが適所に配置されてしまい、ぼくが呼び出されてしまった訳です」

右方「それはまた…難儀だな」

イノ「体現したのはいいものの、ご主人は居ないし、捜しにくる気配も無いし、途方に暮れていたんです。おまけに風は強いし…魔力循環の関係で、ご主人に存在する生命力では自立する事もままならなくて」シュン

右方「…致し方あるまい、その主人とやらが誰だかは知らんが、俺様と来るか」

イノ「え…?」ボウッ

右方「ルーンを探すのは面倒だ。お前の主人とやらが気づいて処理をするか、そのルーンが雨等によって破壊されるのを待つというのも、お前には辛いだろう。それならばいっそ、ここから動いた方が良いんじゃないか?」

イノ「それはそうかもしれませんが…でも、先程も言った通り魔力循環の問題で」ズーン

右方「この俺様が魔力を授けてやるよ。それなら自立も出来るだろう」

イノ「二人の主人に仕えるというのはその、あの」

右方「んん? お前をこんな所に置き去りにし且つ気付かない弱小の魔術師、片や『火』のエキスパートたる強大な魔術師である俺様。どちらがより、お前にとって魅力的だ?」ニヤニヤ

イノ「う…うぅ…」ボォオオ

右方「結論はもう出ているのだろう?何なら三位一体にしてやろうか」

イノ「や、やめてください…!わ、わかりました、一時的に貴男に仕えます」ゴォオ



イノ(おぉ、立てる…!いやぼくに足はないけど、何というか、自由だー!)ジリツー

右方「さて。この俺様の魔力を用いたからには、少しばかり協力してもらうぞ。人を捜しているんだよ」

イノ「どんな人ですか?」

右方「………」ウーン

イノ「………」ゴォオオ ボォオ

右方「薄い黄色のワンピースを着ている女だ。もしかしたら着替えているかもしれんが、顔にピアスをしていて、目元にキツい化粧を施している」

イノ「わかりました」ゴォー


この後どうなる?>>+2



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