過去ログ - ヴェント「安価でツンデレを克服したら、フィアンマに告白出来るはず…よね」
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91: ◆H0UG3c6kjA[saga]
2012/05/02(水) 21:57:08.55 ID:QwLpfyVY0
《右のために、はフィアンマさんのために、で良いのでしょうか?…この仮定で進めます》


前方(…フィアンマを理解したいとは、思う)

前方(でも、私は、フィアンマの過去を知らない。何一つ。そして、きっと聞き出せない)

前方(…私もおかしくなったら、フィアンマの事を、分かってあげられるのか)

前方(そうしたら、今よりずっとずっと、素直に接して、話す事が出来るのかもしれない)

前方(私の気が強すぎるから、…気の強い原因って、そもそも何?)

前方(…多分、生娘…だから?…かも、しれない)

前方(じゃあ、生娘じゃなくなったら…少しは、普通になれるのかな。よく、分からない)

前方(『…もっと、自分を大切にしろ。昔からお前は、自分を軽視し過ぎる』…それは、フィアンマだって、そうじゃ、ないの?)

前方(私には、フィアンマが自分を大切にしているようには見えない。むしろ、神経をすり減らして、心を切り売りして、生きているように見える。だから歪んでるの?)マクラギュウ

前方(私も歪んだら、気持ちがわかるのかな。今、他人から意図的に悪意を向けられてる位じゃ、ダメなのかな。もっと自分を追い詰めないと、成果が出ない?)ポタポタ

前方(…痛い)ギュウ



―――ヴェントの部屋(???)


ぼんやりとした意識の中で、下腹部にズキズキとした痛みを感じる。私の体に乗るようにして腰を振りたくる男を、私は知らない。
けほ、と軽く噎せると、愛でる様な手付きで頭を撫でられた。嬉しくはない。思っていたよりも激痛じゃないし、それなりに喘ぎ声も出るものだ。処女を喪ったものの、自分が知りたかったものは見えてこない。求めていたものは手に入らない。
もう出そう、と男のどうでも良い予告が鼓膜を響かせ、投げやりな気持ちで頷いた。そうだ、こうやって穢されれば穢される程、壊されれば壊される程、歪まされて、虐げられて、自分を貶めていけば、心を切り売りすれば、いつかはフィアンマの気持ちに辿り着ける。
そうしたら、少し位、心から素直にフィアンマに甘えられるはずだから。微笑んでもらえるはずだ。
だって、言ってたじゃない。フィアンマの好きなタイプは、無邪気で、自分を理解してくれるような人間。
今の私じゃダメだ。理解どころか何を考えているのかロクに読み取る事の出来ない無能な私なんかじゃ、ダメなんだ。
もっと壊されて、素直になって、一緒に過ごしていて楽しいと言われるような人間になりたい。
ハンマーでぐしゃぐしゃにされた鉄塊みたいに、私自身が狂気に囚われなければ、フィアンマを理解する事は不可能。
だから、私ではなく、フィアンマのために。処女を捨てただけでは足りないのではないか。
もっと歪まないと。たどり着くために。もっと。  もっと、もっと。




―――ヴェントの部屋

前方(…出来るだけリアルに想像したまま眠って嫌な夢見たけど、効果は出なさそうね)ハァ

前方(…テッラなら、フィアンマの昔の事とか、知ってるかもしれない)

前方(……、…あー、もう、落ち込んでても何の解決にすらなりゃしないっての)ヨイショ

前方(何飲もうかな…)


何を飲むか

1.ブラックコーヒー

2.カフェオレ

3.カフェモカ


>>+2



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