10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)
2012/05/02(水) 06:18:07.24 ID:KtDbDKgO0
「…………」
ソレは机の上に転がっていた。
先ほど言ったと思うのだが、部屋も綺麗に整頓されており……彼女をイメージさせるには……
だが、ソレはそんなイメージを簡単にぶっ壊してしまうような超弩級アイテムだった。
「み、見なかった事にすりゃいいんだ」
そうだ。それがいい。こんなモン「見ちゃいましたよ」とか朝比奈さんに言えるワケがない。言えるはずが無い! 言っていいハズがない!
俺は逃げるように玄関に向かう。早く朝比奈さんと合流しないと彼女はきっと気が気でないはずである。いくら「部屋を見ないで」と言われましても堂々と机の上にそんなモノが転がってたらイヤでも視界に入りますって。
玄関を開け、ロビーまで階段で降りていく。そして外にいる朝比奈さんを確認するとすぐにオートロックを解除した。
「キョンくんありがとぅございます。助かりました」
「いえいえ。気にしなくていいですよ。むしろ朝比奈さんのお役に立てて光栄です」
「あの、服は洗濯してお返ししますから」
「いつでもいいですよ。ではまた明日」
と、俺は部屋で起こった事件など一切触れずに自転車に乗ると帰路に着いた。
アレは多分……言っちゃダメだと思うんだ。
ピンクの……まぁピンクといえば朝比奈さんにはお似合いだと思うんだ。
だが、その動作に疑問があるのだ。
そうだ。アレはきっと振動型の……ブルブル震える感じのソレは……
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