11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)
2012/05/02(水) 06:20:11.41 ID:KtDbDKgO0
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次の日、そんな出来事があったにも関わらず、学校生活は平穏そのものであった。
特に変わった話題も無く授業はつつがなく進み、谷口や国木田と弁当を食べながらアホな話をしている最中だった。
「キョンくん!」
えっ? 咄嗟に振り向くと、朝比奈さんがこちらに向かってくるではないか。
「あぁどうも朝比奈さ「ちょっと来てください!」
弁当食ってる最中だったのだが、思いっきり腕を掴まれると椅子に座ってる俺を強引に引っ張った朝比奈さん。もちろん谷口や国木田の驚愕を通り越した顔と、クラス中の視線を真っ向から浴びるとは思わなかった。
「ちょ……ちょと」
反論する事も出来ずにいつぞやハルヒに引っ張りまわされたのを思い出すくらいのスピードに俺は抵抗できなかった。階段あたりまで連れてこられた所でやっと腕は開放される。
「ごめんね。どうしてもキョンくんに聞かなくちゃならない事があって」
「でも……聞くのが怖くって、でも。でもあたしハッキリさせないと。そう思ったんだです」
心当たりはある。ありすぎてナニを喋っていいのか分からんほどにですね。
やばい。テンパって来た。
「あの……あたしの部屋で……その、み、みみ見ました?」
質問させてもらっていいか? こういう場合なんて応えればいいんだ?
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