29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)
2012/05/02(水) 06:54:21.81 ID:KtDbDKgO0
「実はね、今日も報告受けるまでね、もしまたキョンくんの家に行っちゃうと大変だからって、郵便受けに鍵を入れちゃってたりしたんですよぉ。ほら3階まで登ってもらうのも大変ですし」
「成程、朝比奈さんも色々考えてらっしゃるんですね」
あぁ……何故かそんな昨日の出来事も遠い昔のように感じてしまう。
「じゃああたし今からお風呂入りますねぇ」
「そおっすか、じゃあまた明日ですね」
「キョンくん。キョンくん」
「……なんすか?」
「キョンくんはエッチですね」
「…………」
俺はもしかして……もしかしなくても、昨日の失態と言うものは、これからの未来で彼女に一生突っ込まれていくのだろうか?
だが俺だって対朝比奈さん用の武器があるんだ。ここぞとばかりに言い返す。
「でもね朝比奈さんだって……その変なアイテム持ってるじゃないですか」
「ひぃえ! だだだってあたしもその……女性ですし、きっとみんなも持ってますよっ」
女性だからって持ってるかどうかなど、俺は知りませんけど。
とか何とか、半ばバトルしそうな感じであったが、最後は2人とも「秘密を見られてしまった」的な事態に対し「はははっ」「うふふっ」と笑うのみであった。もうあまり突かれたくないというか空しさ的な物もあるのだろう。
「うふっ、じゃあお風呂入ってきますね。キョンくん、また明日ね」
「はい。おやすみなさい」
ピッと携帯を鳴らすと、俺はベットにダイブした。
そして仰向けになると天井を見ながら「この事件は終わった」と、そう位置づける。
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