過去ログ - 魔王がいなくなったと思ったら死神が侵略しに来ました
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11: ◆HTlu27uC.s[saga]
2012/05/02(水) 21:34:39.84 ID:6lzsUPkC0


壁の外にいるものたちは無法地帯となった場所で暮らしている

しかし、魔王によって崩壊した土地には物資が不足していた。故にある者は土を耕し、ある者は略奪し、ある者は壁の中にいる者達と

繋がり、物資を調達し商売を始めた。電気もガスも水道も、首都にあるパイプラインから別のラインをつなぎ調達して(盗んで)いた

人攫いもまたその物資調達の手段の一つである。壁の外にいる者達が中にいるものを攫い奴隷として働かせたり、あるいは

中にいる者達が外にいる者たちに売りさばき、見返りに首都内の自らの権力を伸ばすために力を借りたり、金を手に入れるのだ


ユイもまた外の者達によってアウトウォールに連れ出されてしまった被害者の一人なのである


女(これじゃあ状況が何も変わってないじゃない)

男「つーかさ、何でそんなに帰りたがるわけ?」

女「家に帰りたいと思うなんて当たり前でしょ!」

男「でもお前、友達どころか…多分身内もいねぇだろ?」

女「……な」

男「お前を攫った奴らはこの辺じゃ結構名の知れた奴らでよ、壁の中に入るその腕だけじゃなく”商品”を
  選ぶのにも長けてたんだよ。壁の中にいる奴らを手当たりしだいテキトーにって訳じゃなく」

男「数日間身辺調査して、”消えても騒ぎになりにくい”もしくは”消えても誰も気づかない奴”を攫うんだよ」

女「………」

男「……図星だったみてーだな。だが、良かったじゃねぇか」

女「!」



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