過去ログ - 魔王がいなくなったと思ったら死神が侵略しに来ました
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2: ◆HTlu27uC.s[saga]
2012/05/02(水) 20:02:38.81 ID:6lzsUPkC0

〜〜小型トラックの中〜〜

一台のトラックが、街中を走っていた

街中、といっても辺りに人は見当たらず、走っている車もこのトラック一台だった

ビルは全て崩れ落ち、辛うじて二階、三階程度の高さしか保っていなかった。誰が見ても街は崩壊していた

まるで映画のような、世界が終わってしまったかのような光景だった

そんな光景はトラックを運手するマッチョな男と助手席の男には最早日常の風景である


マッチョ「うふふふ♪久しぶりの外ね♪」

相棒「そうね〜☆も〜疲れちゃったわ。調査に4日、外に出る準備に3日、”ガード”の奴らに見つかったら
   ただじゃすまないってのに、もうひやひやしたわよ〜」

マッチョ「でもまぁ、いいんじゃない?こうして無事に外に出れたし、”商品”も手に入ったしね♪」


ちらりと荷物入れの中を見る

そこには猿轡をされ、手足も縛られた女がいた。女は睡眠薬によって眠っている

この女は今しがたこの二人が攫ったのである。二人は”人攫い”を生業としていた


相棒「さて、この子いくらで売れるかしら☆」

マッチョ「そりゃ40万はかたいわね♪でも、今回は結構は苦労したし、60万くらいでもいいわね♪」

……ブロロロロ


女がいくらで売れるか考えていると、助手席の男の耳に別の車の音が入ってくる。おかしい、さっきまでは後ろに車なんて

なかったはず、そう思って男はバックミラーを見る


相棒「…ねぇ」

マッチョ「何?」

相棒「後ろ…」

マッチョ「?」


マッチョがバックミラーを見てみると、写っていたのは一台の装甲車だった



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