過去ログ - 魔王がいなくなったと思ったら死神が侵略しに来ました
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35: ◆HTlu27uC.s[saga]
2012/05/04(金) 21:49:18.17 ID:EJSdHoo70


死神「……ほう、さすがだな。自ら己の過ちを認めるとはな、褒めてやる」


男はユイのほうに体ごと向ける


死神「俺は人間が好きだ、死んだ奴のために泣く事ができる人間が好きだ」


大切な人が死んで、悲しいならば泣けばいい

泣かずに耐える者もいる、それでもいい

涙を恥とするなら、どこか一人で泣けばいい、心の中で命一杯泣けばいい


死神「だが自らに嘘を吐き、泣く事をごまかそうとする奴は嫌いでね」

死神「生があるから死が常に付きまとうのはこの世の理だ。だから”死”は理不尽に、不意に、誰にでも訪れる」

死神「だから死んで一番悲しむのは他でもない、死んだ奴自身なんだ」

死神「残された奴もそりゃぁ悲しいだろうが、大切な奴を残して死んでいった奴のほうがずっと悲しい」


ちらっと背後を見る。先の攻撃がよほどこたえるのか、マッチョはいまだ悶えていた


死神「なのに泣くことも出来無い、だったら泣ける奴は幸せなんだよ」

死神「死んだ奴を思って、そいつの分まで泣けるからな」





死神「という訳で!特別にお前にはこの場で大泣きする権利をくれてやろう!その間に俺はあいつを
   ぶっ飛ばしといてやる」


くいっと後ろにいるマッチョを指差す


ユイ「……出来無いよ」

死神「あ?」




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