過去ログ - ローラ「禁書ちゃーん?単位が不足しておるから補講☆」禁書「なん…だと…」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/03(木) 13:11:26.19 ID:HE42mkPW0
『ええ。許可が降りたらすぐに向かうつもりよ。
 現地にいるアンタには一応、連絡しておこうと思って』

「基本的に不干渉が原則。
 簡単に許可は降りないと思われますが……とミサカは苦言を呈します。
 お姉さまは「科学側」のお人。そう、易々と「魔術側」の領域に足を踏み入れられるとは……とても」

『それでも、行くしかないのよ』

 
  携帯電話の向こうから聞こえてくる声に、迷いは見受けられない。
  ミサカ10032号が居る「ここ」から遠い地に居るであろう彼女。
  例え許可が下りなくとも、彼女は絶対に訪れる。


『アイツを――「幻想殺し」を回収するのは私の役目だから』


  狂おしいほど愛している少年のために。この遠い地まで。 
  ミサカがひっそりと身を隠して暮らすこの敵地まで。
  きっと自分が何を言っても彼女は突き進む。
  かかげた二つ名のように真直ぐに苛烈に。
 
  何度も何度も、彼女は涙を流し悲劇を嘆く。
  しかし。それでも。彼の為にと突き進むのだ。


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