過去ログ - さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」
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23: ◆mbgGrCikwU[saga ]
2012/05/05(土) 21:58:33.06 ID:XGecTfXT0
「何があった!?」

「仮面ライダーだぞ!」

「海東研究員は何処に行った?」

「まさか奴がこいつらを研究所に招き入れたのでは?」

 マスカレイドドーパントやクズヤミーが大挙して押し寄せる。
 海東はここで自らの計画が失敗に終わったことを悟った。
 となればここをなんとかして突破せねばならない。
 エターナルのメモリは期せずしてこの大道克己の手に落ちている。
 ルナのメモリは研究所の本来メモリが保管されているセクションにある。
 それらのことから海東は決断を下した。

「大道克己」

 その言葉にエターナルは僅かに反応する。

「ついて来い、僕と君でここを突破するぞ」

 彼は静かに頷いた。
 まだ記憶ははっきりしていないらしいがそれでも敵はわかるらしい。
 この男もまた、仮面ライダーということか。

「アタックライド イリュージョン」

 電子音声と共にディエンドの姿が幾つにも分身する。
 マスカレイドやクズヤミーの狙いが分散して、一瞬隙ができる。

「アタックライド ブラスト」

 その隙を突いて紫色の弾幕がディエンドライバーから撒き散らされ
 あっという間にマスカレイドドーパントやクズヤミーを撃破していく。

「こっちだ!」

 大道は海東の後を追いかける。
 海東の背中を見ながら彼はゆっくりと想い出す。
 否、彼の身体に地球の記憶へと砕け散った彼自身の記憶が流れこんでくる。
 永遠。
 初めてこのメモリと出会った日。
 彼が悪魔になったあの日。
 そこを始点にして、未来へ過去へと記憶の枝は伸びていく。
 


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