過去ログ - さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」
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379: ◆mbgGrCikwU[saga  ]
2012/05/31(木) 08:00:56.14 ID:PYIyZk7O0
「――――魔女!?」

「そんなバカな!」

 映司とさやかの行動は早かった。

「スプラッシュスティンガー!」

「セイヤァ!」

 乱れ飛ぶ刀剣、そして羽のような形のエネルギー弾。
 だがそれらの全てを弾いてソレは地面から這い出る。
 意味不明な叫び声を上げて、ソレ――井坂真紅郎――は使い魔をさやか達にけしかけた。
 
「危ない!」
 
 オーズはとっさにさやかを庇う。
 すべての攻撃が彼に直撃、変身は解除され、映司はその場に倒れる。

「映司さん!」

「まだ生きていたのか……」

「え!?」

「コイツの相手はまずい、逃げて……さやかちゃん
 そして応援を呼んで……」

 そう呟いて映司は目を閉じる。
 ゲラゲラと笑う井坂真紅郎。
 
「映司さん!ちょっと映司さん!」

 いくら揺さぶっても映司は起きない。

「……うわあああああああああああああ!」
 
 さやかは叫びながら滅茶苦茶に井坂真紅郎を切りつける。
 井坂真紅郎は笑顔を浮かべてさやかに切られ続ける。
 そして、まるでハエでも払うかのようにさやかを弾き飛ばした。
 弧を描いてさやかは吹き飛ばされる。

「あぐっ!」

 肋骨が折れて再生する。
 先程まで持っていたロストドライバーとエターナルのメモリがすぐ側に散らばる。
 笑い声が近づいてくる。
 魔女、井坂真紅郎の声。

 さやかの脳裏に走馬灯が映る。

 大道との出会い。
 マミとの再開。
 絶望、希望、戦い。
 中でも特に強く焼き付いた風景が有った。

「エターナル!」

 彼女の手の中で響く電子音声。
 永遠を告げるガイアのささやき。



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