過去ログ - さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」
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420: ◆mbgGrCikwU[saga ]
2012/06/03(日) 00:36:58.51 ID:SnChc4J/0
【大道「問おう、貴様が俺のマスターか」士郎「なんでさ!?」】
【第一話「永遠のライダー」】

 まず初めに願いがあった。
 願いは祈りを生み、祈りは奇跡を生んだ。
 奇跡は希望を作り出し、希望は欲望を招いた。
 欲望は争いを、争いは憎しみを、そして奇跡も願いも漆黒に染まった。
 ――――しかしそれでも
 それでも尚戦い続ける人の手にのみ、あと一度だけ奇跡は起こるのだ。

「問おう」

「貴様が俺のマスターか」

 暗い土蔵
 月光だけが差し込む。
 そしてそれを背に立つ悪魔。
 彼が見つめているのは赤毛の青年、血まみれだ。
 どうにもこの青年こそが彼の今回の主らしかった。

「な……あんたは!?」

 刹那、刺すような殺気。
 誰かが居る。

「ふん、聞いている暇もねえみたいだな
 どうやら死んでも戦場からは抜け出せないらしい」

 殺気に背を向けたまま黒い革のジャケットを羽織った男――悪魔――は自嘲気味に笑う。
 男は懐からUSBメモリのような物を取り出した。

「エターナル!」

 天地に満ち充つ大地の囁き。



 
「  変  身  !  」





 月光より尚蒼き炎。
 月光より尚眩き瞳。
 月光より尚白き躯。
 仮面ライダーエターナル。
 此度の第五次聖杯戦争、剣の英霊としてここに推参。

「……マスターだったか」

 そこで初めて殺気の主は姿を現す。
 黄色と黒のラインが全身に走っている。

「ふん、こいつが敵のサーヴァントか」

「いかにも、俺は仮面ライダーザビー
 槍兵のサーヴァントとして此度は現界した」

「……ふん」

「名乗らないのか?無粋な奴だ」

「名乗らぬのならばその程度の相手ということ
 早々に叩き潰してしまいましょう、ランサー」

 ランサーの背後から長身の女性が現れる。
 バゼット・フラガ・マクレミッツ。
 伝承保菌者と呼ばれる凄腕の魔術師。



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