過去ログ - River -いつまでも変われないあなたへ-
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ちぢれ
[sage]
2012/05/04(金) 00:11:57.21 ID:5To1Tuv6P
潤一「わ、わかった。俺はいつも夕方にこの辺をぶらぶらしてるからさ、適当に捕まえてくれよ」
静姫「は、はいっ」
一変して彼女の表情がにぱっと明るくなる。
うん、なんだかわかりやすい娘だな。
……最初はよく分からない事を言う娘だと思ってたのに、不思議なもんだ。
静姫「あの、よかったら……お名前を教えてくださいませんか」
潤一「え? 大友潤一っていうけど」
静姫「私は立花静姫(しずき)っていいます。……あの、ほんとにありがとうございました」
潤一「立花さんね。……んじゃ、また機会があったら」
静姫「はいっ」
軽く手を降ってから、俺は立花静姫と名乗った少女と別れて家路に付いた。
なんだか気になって振り向くと、彼女はまだ俺の方を見ていたらしく、手を振ってきた。
苦笑いして小さく手を振り返す。
そうして、また歩き出した。
すっかり空は朱に染まってしまっている。
もうすぐ、一日の終わりだ。
そして明日がやってくる。明後日も、明々後日も。
それを考えると憂鬱だが、今は不思議と気分が良い自分がいる。
今日はおもしろい娘と知り合ったな。
立花静姫、か……。
しっかし、肝心な事が色々とよく分からないまま別れちまったし……。
まぁ、ハンカチを返してくれるっていうんだから、また会うこともあるだろう。
その日の夜は、今日出会った少女の事を、ぼんやり考えながら眠りについた。
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