101: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/22(金) 23:01:46.78 ID:ca1gTGnY0
刻命「…………」
なおも無言のまま、目の前にいるであろう"人物"を見詰め続けている。
近くまで初春が歩み寄っているのを気に掛けない素振りで。
初春「刻命さん。そこに誰かいるのですか?」
いつしか、刻命のいる場所の1m程手前まで歩み寄っていた。
そこで立ち止まり、声を掛ける。
すぐ真横には教卓があった。
しかし、その裏側まではこの位置では、まだ教卓が陰になって見ることができない。
刻命「いるにはいる。ただ……」
視線を移さないまま、問いかけに答える。
一寸言葉を区切り、目つきをさらに鋭くさせた。
刻命「……見たら分かる」
初春「え?」
なおも視線を動かさないまま、手招きをする刻命。
それに従うように、刻命に近寄りだす。
覗きこむようにして、教卓の裏側に目を移した。
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