144: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:35:23.22 ID:wjxL0IG/0
美琴「……黒子……?」
目の前の死体に、小さな声でつぶやくように呼びかける。
しかし、何の返事もしない。
当然だろう。
もし黒子なら、こうな目に遭いそうなものなら、テレポートで回避しているはず。
それができなかったというのなら――何かしらの理由で気絶させられて、体を縛り付けられた挙句に切断され、油を浴びせられたのか。
例えば、あの児童霊に目を合わせたりしたのなら――可能性としては十分にある。
美琴「黒子……じゃないよね……」
しかし、それでもどこか腑に落ちない。
だから呼びかける。
返事が還ってくるわけがなく、やっても無駄だと分かっているのに。
目の前の死体が、黒子じゃない――と思いたいから。
しかし――そう考えると矛盾が生じる。
この空間に迷い込んだ常盤台の人間は、美琴と黒子の2人だけ。
では、この死体が黒子じゃないとすると――一体誰なのか。
まさか――"自分たちの他に、この空間に監禁された常盤台生がいる"とでもいうのか。
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