151: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:41:26.10 ID:wjxL0IG/0
美琴(勝手に動き出すなんて――何かのメカでも仕込んでいるんじゃないの? 悪趣味もいいところね)
目の前で起きている、奇妙な現象に対して、そのように解釈した。
そして、思い切り威圧するかのように、見詰めてくる人体模型を睨みつける。
152: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:42:11.80 ID:wjxL0IG/0
??「……ふぅぅ……ふぉぉぉ……さきぃ……」
1秒もしないうちに――人体模型は、美琴の眼前まで迫ってきていた。
異様に乱れた息が、彼女らの肌に吹きかかる感触がする。
153: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:42:44.11 ID:wjxL0IG/0
由香「ひっ!!」
そのまま後ろへ向かって倒されて、尻餅をつく。
いきなりの美琴の行動に、何が起こったのか分からなかった。
154: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:43:37.97 ID:wjxL0IG/0
??「うぉぉおおおおおおおおお!!」
地獄の底から響くような、雄叫び。
同時に――人体模型が、目の前にいる美琴に向かって飛び掛った。
155: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:44:04.02 ID:wjxL0IG/0
156: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:44:31.63 ID:wjxL0IG/0
157: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:45:15.06 ID:wjxL0IG/0
158: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:46:02.00 ID:wjxL0IG/0
美琴「…………」
そんな様子を見て、一種の違和感を覚えていた。
159: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:46:49.06 ID:wjxL0IG/0
??「ぉぉおおおおお……」
咆哮を上げながら、立ち上がりだそうとする人体模型。
160: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:47:31.99 ID:wjxL0IG/0
由香「ひ、いやああああ!!」
目の前で繰り広げられる、あまりにもグロテスクで、ありえない光景。
悲鳴を上げてしまうのも当然だといえる。
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