162: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:49:07.36 ID:wjxL0IG/0
だが、ここは学園都市の外。
それも、外部から隔絶された異空間にある――研究用の機材なぞ到底なさそうな廃校。
少なくとも、科学的に生み出されたものではないだろう。
美琴(だとすると、コイツは一体何?)
分からない。
理解不能。
それらの可能性以外に、目の前で起きている現象の説明になることが思いつかない。
しかし――現に目の前では、人体模型は床に手を付いて、自身の体を起こそうとしていた。
見たところ、痙攣も治まっているようだ。
時折ふらつきながらも、動きがスムーズになってきている。
完全に立ち上がるのも、時間の問題だろう。
先程までの動きから見て――こちらに飛び掛ってくるのは明らかだった。
美琴(こんなこと考えている場合じゃない!!)
目の前の人体模型を睨み付ける。
334Res/214.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。