19: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/14(月) 06:31:17.94 ID:7tHnqN7P0
初春「私も一緒に探します」
刻命「いいのかい?こんなアカの他人のことに構ってくれてるなんて」
初春「そんなこと言ってられませんよ。こんな危険な空間に一人だなんて……放っておけるわけがないじゃないですか」
風紀委員としての正義感が言わせた言葉だった。
さらには佐天らを探してもらうのに甘えっぱなしなのもまずい気がしたというのもある。
刻命「そうか。すまないな」
穏やかな目線を向けると、そっと微笑んだ。
物腰の柔らかそうな人。
そして、そんな表情の奥に見せる、陰りの色。
離れ離れになった妹を案ずる心が垣間見えた気がした。
初春(本当に困っているみたいですね)
表向きは何事も無いような感じに見えるけど。
黙っていて、じっと前を向いていていて、細かな表情の変化は分からないけど。
一刻も早く見つけ出したいという気持ちは――ひしひしと伝わってくる。
だとすると、するべきことは――。
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