193: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/07/17(火) 05:18:46.30 ID:wjxL0IG/0
初春「――!!」
同時に初春の腕を握り締める力が一気に消え失せた。
今まで掴んでいた左腕は、初春の手から離れていて。
その脇では、刻命が息を切らしながら、女生徒を睨み付けていて。
女生徒の体は――そのまま、後ろへと倒れていき、床に尻餅をついた。
刻命「手荒くなってすまないな」
なおも肩で息をしながらも、初春に視線を向ける。
女生徒の指を無理矢理引き剥がすのに、自身の指にかなりの負担が掛かったのだろう。
右手の親指を、左手の指で掴むようにしてさすっていた。
初春「いいえ。ありがとうございます……」
自分がされたことに対して、なおも不気味に感じながらではあったが。
とにかく、この事態を免れるのに尽力したことに礼を言う。
そして、刻命に駆け寄ろうとしたのだが。
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