20: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/14(月) 06:31:47.73 ID:7tHnqN7P0
初春「いいですよ。困っている人を放っておくなんて、できませんから」
――自分で出来うる限りで、手助けになること。
もちろん、自分も離れ離れになった友人を探さなければいけないが。
それはやりながらでもできることだ。
むしろ、その中で手がかりが見つかるかもしれない。
あわよくば、ばったり出会えるかもしれない。
一人でやるのも、二人でやるのも一緒。
アカの他人とはいっても――こんな危険な空間で一人でいるよりかは、はるかにマシに見える。
美琴と別々になってしまい、途方に暮れていたところで、声を掛けてきてくれるなど――優しい人物のようだ。
むしろ、一緒にいてくれた方が、安心だといってもいいぐらいだ。
刻命「優しいんだな、君は」
初春「そこまでいうほどでも……」
思わず謙遜してしまう。
いや――照れてしまい、一瞬恥ずかしくなったというのが正しいところだろうか。
そのまま、表情を下へと向けてしまう。
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