206: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/19(木) 03:03:41.77 ID:bGuxOt1m0
初春「刻命さん!?」
左足の痛みを手でさすりながらも、顔を上げる。
今出てきた、図工室の引き戸へと。
出入口は――完全に閉まりきっていた。
地震の弾みで閉まったのだろうか。
引き戸に填められているガラスも、外に面したガラスと同様に所々が割れていた。
ただ、遠巻きに見たところ真っ暗だった。
地震で照明が消えてしまったのだろうか。
初春「大丈夫ですか!?」
左足がなおもじんじんと痛むのを堪えながら、ゆっくりと立ち上がる。
時折ふらつきながらではあるが、1歩、1歩と足を動かす。
出入口の脇に貼り紙があった。
ふとそれが目に入る。
334Res/214.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。