273: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:19:46.51 ID:2ytvna2r0
黒崎「げっ!!」
全身に悪寒が走る。
すかさず、初春の手を掴んだ。
初春「ちょっと、何を!!」
黒崎「ここにいちゃまずい!!こっちに迫ってきやがる!!」
言われるがままに、黒崎の視線の先を見詰める。
初春「い、いやああああ!!」
顔を強張らせて、悲鳴を上げてしまう。
黒い群れが――自分達の足元にまで、異様なスピードで向かってきていた。
じっとしていられないのは、火を見るよりも明らかだった。
黒崎「とにかく、走るぞ!!」
黒崎に引っ張られるようにして、駆け出す。
迫る黒い群れはもちろん、イーゼルの一角をも避けるようにして。
教壇の上を走りぬけ。
途中で躓きそうになるが、なんとか持ちこたえて。
ただ、ひたすら駆け抜けて――奥の窓際までやってきた。
334Res/214.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。