31: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/14(月) 06:38:55.47 ID:7tHnqN7P0
通り抜けた先の左手には、別の部屋の引き戸があった。
他の教室と同様に、この部屋の引き戸も固く閉ざされている。
上には【音楽室】と書かれた木の札が垂れ下がっていた。
刻命「しかし、これじゃあ、妹どころか、あとのクラスメートもどこにいるか見当もつかない」
初春「クラスメート……って?妹さんだけじゃなかったのですか?」
刻命「ああ。そうか、まだ話していなかったな」
初春「ええ……」
そこで一旦言葉を区切る。
隙間を通り抜ける際に、膝やスカートに付いた埃を叩き落とす。
そして――
334Res/214.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。