47: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/25(金) 23:26:51.12 ID:JGVhH3Y+0
刻命「そうか……」
話を聞き終えた途端に、小さく顔を顰めだした。
しかし、それ以上落胆したり、悲しみを露にしたりという素振りは見られない。
何も言わず、ただ示された事実を受け入れるかのようだった。
音楽室の引き戸から手を離すと、廊下を奥へと向かって歩き出す。
しばらく進んだ先で、廊下は右へと折れていた。
刻命「しかし、気になることが一つあるのだが」
初春「何ですか?」
右へと折れた廊下の先は、上へと昇る階段が続いていた。
木製の手すりは重厚そうな感じがするものの、途中で折れていたり、崩れたりしていて形を成していない。
本館と同様、木製のステップも全体的に朽ちていて、所々に穴が空いているところも見られた。
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