50: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/25(金) 23:28:55.02 ID:JGVhH3Y+0
その上は4畳ほどの小さな小部屋になっていて、その先に廊下へ通じる入口がぽっかりと開いている。
天井から照明がぶら下がっていて、蛍光灯の無機質な光が照らし出していた。
対照的に、廊下は照明が灯っていなく、真っ暗といってもおかしくなかった。
ここで一息ついて――と、行きたいところだが、そうもいかなかった。
刻命「死体か……」
初春「え、ええ……」
廊下への入口付近の壁に、1体の白骨死体がもたれ掛っていた。
青系のブレザーにスカート。
服装からして女子中高生の死体のようだ。
頭部から抜け落ちた頭髪が周囲に散らばっていた。
外傷などは特に見られなかったものの――頭骸骨にぽっかりと開いた二つの眼窩が覗き込む様は、不気味さを覚えることこの上ない。
初春「これ……この人のでしょうか?」
足元に1個のパスケースが落ちているのを見つけた。
どこにでもあるようなものだが、中には生徒証が挟みこまれているだけだった。
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