55: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/25(金) 23:31:40.16 ID:JGVhH3Y+0
悲鳴――いや、嘆きの声が、耳についた。
今にも泣き出しそうな少女の声が。
初春「ひっ!!」
全身に震えが走る。
思わず縮こまるような姿勢になり、声のしたほうがどこか眺め回す。
刻命「どうやら……この死体が発したようだな」
刻命にも聞こえたようで、じっと目の前の白骨死体を睨み付ける。
先程と変わらず、白骨死体は動くことはなく。
ただ、黒くぽっかりと開いた眼窩を、初春と刻命に向けていた。
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